2025年4月12日、エディオンピースウイング広島にて行われたJ1第10節。
Jリーグ史上初となる「中国ダービー」、サンフレッチェ広島 vs ファジアーノ岡山の歴史的な一戦は、1点を争う熱戦の末、アウェイの岡山が勝利を掴みました。
前半:堅守とロングボールで我慢の展開
試合は序盤から、岡山のロングボールによる前進に苦しむ展開となった広島。
しかし守備陣は冷静に対応し、相手に決定機をほぼ与えない安定した対応を見せます。
攻撃では、ジェルマン・ジャーメイン良・前田らの前線3枚を起点に速攻を試みるも、ゴールには至らず。
前半終了間際には惜しいチャンスもありましたが、スコアレスで後半へ。
後半:佐藤龍之介に決められ、悔しいビハインド
後半も互いにソリッドな守備を見せる展開が続く中、均衡が破られたのは後半13分。
途中出場の佐藤龍之介が広島ゴールをこじ開け、岡山が先制!
広島はその後、加藤陸次樹・東俊希・小原基樹らを投入して反撃に出ますが、岡山の体を張ったディフェンスを前にネットを揺らすことは叶わず。
試合は0-1で終了となりました。
スタッツで見る試合の構図
指標 | 広島 | 岡山 |
---|---|---|
ボール支配率 | 62% | 38% |
シュート数 | 13本 | 9本 |
枠内シュート | 3本 | 2本 |
パス成功率 | 77.8%(522本) | 67.7%(291本) |
走行距離 | 109.44km | 117.34km |
スプリント | 120回 | 132回 |
数字上は広島が押していたように見えますが、岡山の守備の集中力と切り替えの速さが際立った内容でした。
この試合のMVP:佐藤龍之介(岡山)
この試合で最もインパクトを残したのは、岡山のスーパーサブ佐藤龍之介。
限られたプレータイムで確実にゴールを奪い、勝利をもたらしました。
広島としては、彼の決定力にしてやられた感が否めません。
次節の注目:名古屋戦で仕切り直しを!
この敗戦でリーグ戦は3勝4分3敗に。
次節は4月20日(日)に豊田スタジアムで名古屋グランパスとの一戦が待っています。
攻撃面での決定力アップと、試合運びの修正がカギ。
この敗戦を糧に、次の勝利へつなげたいところです!