2026年5月16日、新緑が映えるJIT リサイクルインク スタジアム。
秋春制移行を目前に控え、今季のみ特別に開催されている明治安田J2・J3百年構想リーグ。EAST-Bグループの頂点へ向け、泣いても笑っても残り2節となった佳境の地域リーグラウンド第17節、運命のホイッスルが鳴り響きます。
現在首位に君臨するのは、かつて天皇杯を制し、ACLの舞台でもその名を轟かせた名門・ヴァンフォーレ甲府。前節、2位いわきとの直接対決を執念の1-0で制し、勝点差を「4」に拡大。今節90分での勝利を収めれば、最終節を待たずして自力でのグループ首位通過(優勝)が確定するという、至高のシチュエーションでホームに戻ってきました。
対するは、特別大会で復権の足がかりを掴みたい5位・FC岐阜。前節、長野との激闘を3-2で制し、連敗を止めて息を吹き返した緑の勇者たちが、首位の独走を止めるべく山梨の地に乗り込みます。勝点5差の中に上位がひしめく大混戦のリーグ。甲府がJITスタで歓喜の戴冠を果たすか、それとも岐阜が意地を見せて混沌を巻き起こすか。熱狂必至の90分が幕を開けます。
クラブ基本データ
ヴァンフォーレ甲府
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所属: 明治安田J2・J3百年構想リーグ(EAST-B)
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ホームスタジアム: JIT リサイクルインク スタジアム
FC岐阜
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所属: 明治安田J2・J3百年構想リーグ(EAST-B)
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ホームスタジアム: 岐阜メモリアルセンター長良川競技場
今シーズンの流れ
ヴァンフォーレ甲府
大塚真司監督のもと、「90分での完全決着(勝点3)」をシビアに狙う百年構想リーグの過酷なレギュレーションに、見事な守備組織の構築で適応しています。前節のいわきFC戦では、勝点1差の追撃を振り切る1-0の完封勝利。ここ5試合で4勝1敗と最高のラストスパートをかけています。守備陣の安定感は抜群なものの、直近の試合では複数得点が奪えておらず、頼れる前線のクオリティとセットプレーの精度で1点を守り切る勝負強さが際立っています。
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監督の狙い: 徹底した堅守をベースに、自力での首位通過を確定させること。今節はショートカウンター一辺倒ではなく、保持からの崩しのバリエーションを増やすことを狙います。
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活躍した選手: リーグ屈指のキック精度で攻撃を牽引するMF荒木翔や、前節いわき戦で守備のタクトを振るったDF今津佑太。
FC岐阜
石丸清隆監督が植え付けるアグレッシブなプレッシングと縦への推進力が武器。新レギュレーション下でも、引き分けなしの精神を全面に出した攻撃的な姿勢を貫いています。前節・AC長野パルセイロ戦では、前半の重苦しい空気を後半の若手投入で一変させ、3-2の劇的な逆転勝利。連敗を「2」で止め、首位通過への細い望みを繋ぎました。
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監督の狙い: 前節後半に見せた若手のエネルギーをチームの起爆剤とし、立ち上がりから甲府をハイプレスで飲み込むこと。
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活躍した選手: 前節、途中出場からゲームの流れを180度変えた若手アタッカー陣や、中盤の底で強度の高いプレーを続けるボランチ陣。
試合の見どころ・注目ポイント
1. 前回対戦の再現かリベンジか:シュート数「4対11」の記憶
前回対戦では甲府がFW内藤大和のゴールで辛勝したものの、内容は岐阜のポゼッションとハイプレスが完全に機能していました。甲府がホームでその課題を修正し、主導権を握り返せるか。それとも岐阜が今度こそ内容を結果に結びつけるかが最大の焦点です。
2. 「夏先取り」30℃予想の消耗戦とベンチワーク
前回2月の対戦は気温約9℃の寒冷期でしたが、今節は打って変わって30℃近い真夏日が予想されます。過密日程を戦ってきた選手たちの体力が削られる中、前節「若手の投入ですべてを変えた」という岐阜の石丸監督と、盤石のゲームコントロールを狙う甲府の大塚監督による、後半の交代策(ベンチワーク)が勝敗を大きく左右します。
3. 甲府の「守備の壁」vs 岐阜の「若きアタッカー陣」
直近5試合でわずか数失点と、鉄壁の守備で勝点を積み重ねてきた甲府守備陣。これに対し、前節の長野戦でチームを救った岐阜の若きエネルギーが、どのようにして甲府のブロックを打ち破るか。個の局面での激しいバトルに注目です。
6. 個人的な勝敗予想
予想スコア:ヴァンフォーレ甲府 1 – 0 FC岐阜
【展開予想】
試合は序盤から岐阜がアグレッシブにプレスを仕掛け、甲府を押し込む展開が予想されます。しかし、首位確定の重圧がかかる中でも、甲府の守備陣は冷静に対応。30℃近い酷暑により、後半に入ると前線からのプレス強度が落ちた岐阜に対し、甲府がじわじわとゲームの手綱を握り始めます。後半25分、中盤でのインターセプトから甲府が十八番のショートカウンターを発動。MF荒木翔のピンポイントクロスに、鋭く飛び込んだストライカーが合わせて待望の先制点を奪います。終盤、岐阜も前節のように若手を投入して猛攻を仕掛けますが、甲府が驚異的な集中力でシャットアウト。日差しが照りつけるJITスタで、甲府が自力でのEAST-Bグループ首位通過を決め、歓喜の輪が広がると予想します。