5月23日(土)、藤枝総合運動公園サッカー場にて熱い火花を散らした「藤枝MYFC vs いわきFC」の一戦。曇り空で気温19.6℃という、選手たちにとっては絶好のサッカー日和の中、5,242人ものサポーターがスタジアムに詰めかけました。
直近のリーグ戦で連敗を止めたい両チームのプライドが激突したこの試合は、90分間息をもつかせぬインテンシティーバトルの末、運命のPK戦へと突入することになります。果たして勝負を分けたポイントはどこだったのか?熱狂の試合を振り返っていきましょう!
1. スタメン発表:注目の布陣とスタジアムの空気
ホームの藤枝MYFCを率いるのは槙野智章監督。この大一番に向けて、なんと直近のリーグ戦から「スタメン変更なし」という、現在の並びに強い信頼を置いた【3-1-4-2】の布陣で挑みました。ピッチ中央でのパスワークから主導権を握る狙いが透けて見えます。
対するアウェイのいわきFCは、田村雄三監督のもと【3-4-2-1】を採用。こちらは前節から1人を変更し、菊井に代わって三木仁太がスタートからピッチに立ちました。いわきのお家芸とも言える「走力」と「ハイプレス」で藤枝のパスワークを破壊しにいく構えです。
スタジアムは試合前から両チームのサポーターによる熱い声援に包まれ、独特の緊張感と熱気に満ちあふれていました!🔥
2. 前半:試合を動かした攻防
試合が始まると、まずはホームの藤枝がボールを動かして主導権を握りにかかります。しかし、いわきも負けてはいません。徐々に強烈なハイプレスが機能し始めると、試合は一進一退の激しいバトルへと発展します。
前半の中盤、お互いに決定機が訪れます。
-
⚽ 前半21分(藤枝): 左サイドを駆け上がった中村優斗選手が鋭いクロスを供給!中央で真鍋隼虎選手が頭で合わせるも、惜しくも枠を捉えられず。
-
⚽ 前半25分(いわき): 左サイドから果敢に切り込んだ高橋勇利也選手が強烈な左足シュート!しかし、ここは藤枝の守護神ジョーンズレイ選手がビッグセーブで立ちはだかります。
両チームとも持ち味を存分に発揮し、シュート数も藤枝7本、いわき6本とほぼ互角。スコアレスながら、ピッチ上の熱量がダイレクトに伝わる見応え十分の展開で前半を折り返します。
3. 後半:修正とドラマ、勝負を分けたポイント
後半に入ると、藤枝がさらにギヤを上げます。セットプレーの数を増やして猛攻を仕掛けますが、いわきのDF深港壮一郎選手や堂鼻起暉選手を中心とした「盾」は微動だにしません。
いわきも選手交代を交えながら反撃の糸口を探ります。
-
⏱ 後半29分(いわき): 途中出場の今野息吹選手のクロスから、加藤大晟選手が決定的なヘディングシュート!誰もが失点を覚悟した瞬間でしたが、これも藤枝GKジョーンズレイ選手が超人的なセーブで死守します!
試合終盤は、勝ち点3が欲しい藤枝が意地の猛攻。中村優斗選手がこの試合で計5回のドリブル成功を記録するなど左サイドを何度も切り裂き、後半アディショナルタイムには永野修都選手のクロスから松木駿之介選手が絶好のチャンスを迎えますが、シュートは無情にもゴールの上へ。
藤枝が15本、いわきが10本のシュートを放ち合う壮絶なタフマッチは、0-0のまま運命のPK戦へともつれ込みました。
4. 試合結果まとめ:次戦へ繋がる収穫
【最終スコア】
藤枝MYFC 0 – 0 (PK 2-4) いわきFC
【PK戦の流れ】
-
先攻のいわきは1人目の中島舜選手、2人目の永木亮太選手、3人目の田中幹大選手が成功。藤枝も2人目の鈴木翔太選手、3人目の永野修都選手が外すなど波乱の展開に。
-
勝負を決めたのはいわきの4人目。藤枝の中村優斗選手のキックを、いわきGK佐々木雅士選手が見事にストップ!
-
そして最後は、5人目のキッカーとしてGK佐々木選手自らがペナルティスポットに立ち、豪快にネットを揺らして試合終了!
全体のゴール期待値(藤枝:1.14 / いわき:0.82)が示す通り、藤枝にとっては押し込みながらも決めきれなかった悔しい結果となりました。しかし、いわきFCにとっては敵地で粘り強く戦い抜き、PK勝ちによる貴重な「勝ち点2」をもぎ取った価値ある一戦です。何より、PK戦のラストを自らのセーブとキックで締めくくった守護神・佐々木雅士選手の圧巻のパフォーマンスは、連敗を「3」で止める最高の起爆剤となったはずです!