5月23日(土)、駅前不動産スタジアムで行われた「サガン鳥栖 vs FC琉球」の一戦。晴れ渡る空のもと、気温は30.1℃を記録し、初夏を思わせる熱気の中で6,182人ものサポーターが集結しました。 Jリーグの舞台ではこれが記念すべき「初対戦」となった両チーム。試合は2点差をめぐる大逆転劇、そして緊迫のPK戦へと突入する、まさにシナリオのないドラマとなりました。ピッチ上で何が起きていたのか、その興奮の90分間をどこよりも分かりやすくお届けします!
1. スタメン発表:注目の布陣とスタジアムの空気
ホームのサガン鳥栖を率いる小菊昭雄監督は、直近のリーグ戦からスタメンを3人変更。【3-4-2-1】の布陣で、GKには泉森涼太選手、ディフェンスラインには今津佑太選手、そして前線には西澤健太選手を送り込みました。スタジアムはキックオフ前から、初対戦の琉球を迎え撃つサポーターの熱いチャントでボルテングは最高潮に達しています。
対するアウェイのFC琉球は、平川忠亮監督のもとで同じく【3-4-2-1】のミラーゲームを選択。前節から船橋勇真選手と井堀二昭選手をスタメンに起用し、得意のパスワークで敵地から勝ち点をもぎ取る構えを見せました。沖縄から駆けつけた琉球サポーターの熱い声援も、スタジアムの雰囲気をさらに盛り上げます。
2. 前半:試合を動かした攻防
立ち上がり、ペースを握ったのはアウェイの琉球でした。小気味よくボールを動かしながら鳥栖陣内へ押し込み、前半10分には石浦大雅選手のサイドチェンジから船橋選手が思い切りの良いミドルシュートを放って鳥栖を脅かします。
しかし、鳥栖も徐々に反撃を開始。飲水タイムを挟んだ前半23分には、コーナーキックのこぼれ球を拾った松本凪生選手が決定的なシュートを放ちますが、これは琉球の石浦選手が執念のヘッドでクリア!鳥栖は前半27分にも長澤シヴァタファリ選手の鋭いクロスに坂本亘基選手が合わせますが、惜しくも枠の左へ外れます。
お互いにシュートを放ち合うものの(鳥栖8本、琉球7本)、ディフェンス陣の集中した守りもあり、前半は0-0のスコアレスで終了。勝負の行方は後半へと持ち越されました。
3. 後半:修正とドラマ、勝負を分けたポイント
後半が始まると、試合は一気に激しさを増します。55分に琉球の決定機を凌いだ鳥栖が、ついに試合を動かしました。
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⚽ 後半17分(鳥栖): 右サイドからのクロスに中央で塩浜遼選手がつぶれると、その背後へ走り込んだ西澤健太選手が右足でゴール左下に鮮やかに蹴り込み先制!
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⚽ 後半33分(鳥栖): さらに鳥栖はカウンターから、西澤選手のスルーパスを受けた塩浜選手が繋ぎ、最後は途中出場の芳野凱斗選手が対角線へ強烈なシュートを突き刺して2点目!
誰もが鳥栖の勝利を確信したスタジアムの空気でしたが、ここから琉球の驚異的な反撃ドラマが始まります。
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⚽ 後半35分(琉球): 失点直後、右サイドを突破した荒木遼太選手のクロスから、中央でボールを収めた富所悠選手が右足でシュート。これがディフェンスに当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれ1点差に!
ここから勢いに乗った琉球が怒涛の猛攻を仕掛けます。後半アディショナルタイム、ゴールの枠に当たる惜しいシュートなどが続く中、迎えたラストプレーの51分でした。
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⚽ 後半51分(琉球): 荒木選手がペナルティエリア手前からふわりと浮かせたパスを供給。これに反応した曽田一騎選手がヘディングでゴール左上へ流し込み、土壇場で2-2の同点に追いつきました!
4. 試合結果まとめ:次戦へ繋がる収穫
【最終スコア】
サガン鳥栖 2 – 2 (PK 3-4) FC琉球
【得点者】
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62分:西澤 健太(鳥栖)
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78分:芳野 凱斗(鳥栖)
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80分:富所 悠(琉球)
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90+6分:曽田 一騎(琉球)
【PK戦の流れ】
運命のPK戦は鳥栖の先攻でスタート。琉球は2人目の浅川隼人選手がストップされたものの、鳥栖も2人目の豊田歩選手、3人目の芳野選手が失敗。最後は琉球の5人目、岩本翔選手が落ち着いて決めてPK戦3-4でFC琉球が劇的な逆転勝利を収めました!
シュート数では鳥栖19本、琉球14本と両者一歩も引かない大熱戦。2点をリードしながら最後に追いつかれた鳥栖にとっては非常に悔しい星を落とす形となりましたが、カウンターからの流れるような崩しなど、攻撃面での確かな収穫が見られました。
一方、見事にPK勝ちを収めて「勝ち点2」を手にしたFC琉球。試合終了の間際まで諦めずに走り抜き、泥臭くゴールをもぎ取った曽田一騎選手や、チームを落ち着かせたベテラン富所悠選手の活躍は、これからのリーグ戦に向けてチームに計り知れない自信をもたらしたはずです!