2026年4月5日(日)16:00 KICK OFF
Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
Jリーグを牽引してきた二つの巨頭、川崎フロンターレと浦和レッズが等々力の地で相まみえる。今季、共に中位に甘んじている両雄にとって、この第9節は「逆襲」への分水嶺だ。
川崎Fは前々節の横浜FM戦での5失点大敗、続く町田戦でのPK負けと、不穏な空気が漂う。一方の浦和も公式戦3連敗中(PK負け含む)と元気がない。昨季最終節、浦和に0-4と叩きのめされた屈辱を川崎Fが晴らすのか、それとも浦和が再び等々力を沈黙させるのか。地域リーグラウンド前半戦の締めくくりに相応しい、魂を揺さぶる一戦が幕を開ける。
クラブ基本データ
川崎フロンターレ
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所属: 明治安田J1百年構想EASTグループ
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ホームスタジアム: Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
浦和レッズ
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所属: 明治安田J1百年構想EASTグループ
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ホームスタジアム: 埼玉スタジアム2002
今シーズンの流れ
川崎フロンターレ
長谷部茂利監督の下、新たなスタイル構築に挑んでいるが、安定感を欠く序盤戦となっている。第7節の完封勝利で兆しが見えた直後、国立での横浜FM戦で0-5と崩壊。守備の綻びと攻撃の連動性不足が露呈した。しかし、延期分の町田戦では内容に改善が見られ、脇坂泰斗を中心に「等々力でのリスタート」を誓う。ホームでは浦和に対し7試合連続負けなしという驚異的な相性の良さを誇り、この「要塞」で自信を取り戻せるかが鍵だ。
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監督の狙い: 攻守の絵を合わせる作業の徹底。失点に直結する守備の隙の修正。
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注目選手: 脇坂 泰斗(キャプテンとしてリベンジを誓う。攻撃のタクトを振るえるか)、三浦 颯太。
浦和レッズ
開幕直後は期待感があったものの、直近はPK戦を含め3連敗と失速。2週間の公式戦中断期間を経て、チームの立て直しを図ってきた。課題は「2点目」を奪う決定力。大卒ルーキーながら孤軍奮闘する肥田野蓮治に加え、新加入のオナイウ阿道に待望の初ゴールが生まれるかが焦点となる。アウェイでの戦いとなるが、昨季最終節の再現を狙い、攻撃的な姿勢を貫けるか。
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監督の狙い: 中断期間での攻撃パターンの整理。追加点を奪い切る勝負強さの注入。
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注目選手: 肥田野 蓮治(チーム最多3ゴール。ルーキーの枠を超えた活躍に期待)、オナイウ 阿道。
対戦成績アーカイブ
| 開催日 | 大会名 | ホーム | スコア | アウェイ |
| 2025/12/06 | J1第38節 | 浦和 | 4 – 0 | 川崎F |
| 2025/09/07 | J1第29節 | 川崎F | 3 – 2 | 浦和 |
| 2025/09/03 | J1第28節 | 浦和 | 1 – 1 | 川崎F |
| 2025/05/21 | J1第15節 | 川崎F | 2 – 2 | 浦和 |
| 2024/11/22 | J1第37節 | 浦和 | 1 – 1 | 川崎F |
対戦トピック:
通算成績は川崎Fが20勝、浦和が18勝とほぼ互角。直近3試合は川崎Fが勝ちなしだが、ホーム等々力では2019年から7試合連続負けなし(3勝4分)と圧倒的な優位性を保っている。昨季最終節の「0-4」というスコアが、今節の川崎Fにどう影響するかが注目される。
試合の見どころ・注目ポイント
等々力での「不敗神話」 vs 昨季の「トラウマ」
川崎Fにとって等々力での浦和戦は、過去7試合負けなしの「不敗の聖地」。しかし、直近の対戦では0-4と惨敗しており、精神的な優位性が揺らいでいる可能性もある。この心理的な駆け引きが序盤の入りを左右するだろう。
攻撃の「絵」を合わせる脇坂と、ルーキー肥田野の輝き
長谷部監督が指摘する「絵が合っていない」攻撃面。脇坂泰斗がどれだけイメージを共有し、決定機を創出できるか。対する浦和は、勢いのある肥田野蓮治が川崎Fの不安定な守備の隙を突けるか。個の能力が戦術を凌駕する場面に注目だ。
中断期間の成果と修正力
浦和は2週間、川崎Fも中数日で修正を重ねてきた。特に浦和は中断期間で「2点目」を奪う形をどこまで磨けたか。川崎Fは横浜FM戦の悪夢を払拭する「クリーンシート」へのこだわりが試される。
個人的な勝敗予想
予想スコア:川崎フロンターレ 2 – 1 浦和レッズ
【展望】
互いに連敗脱出を懸けた一戦は、等々力の熱狂を背にした川崎Fが意地を見せると予想する。川崎Fは町田戦で見せた改善の兆しをベースに、脇坂泰斗がバイタルエリアでタクトを振り、序盤から主導権を握るだろう。昨季最終節の屈辱は選手たちの心に深く刻まれており、その集中力は今季最高潮に達するはずだ。
浦和も肥田野蓮治の鋭い動き出しから1点を返すが、等々力の独特な空気感と川崎Fの執念に押し切られる展開か。後半、交代枠を活かした川崎Fが勝ち越しゴールを奪い、等々力での「浦和戦負けなし」を8試合に更新。川崎Fがようやく「逆襲の号砲」を鳴らす一戦になると見る。