2026年2月7日、ロートフィールド奈良。
J2昇格、そしてJ1への野心を抱く「大和の雄」奈良クラブと、昨季J1復帰へあと一歩まで迫りながら悔し涙を飲んだ「阿波の旋風」徳島ヴォルティス。秋春制移行前の特別な端境期、新たな指揮官を迎えた両雄の激突は、2026年シーズンの勢力図を占う一戦となります。
クラブ基本データ
奈良クラブ
-
所属: J3(J2・J3百年構想リーグ WESTグループ)
-
ホームスタジアム: ロートフィールド奈良
-
2025年順位: J9 5位
徳島ヴォルティス
-
所属: J2(J2・J3百年構想リーグ WESTグループ)
-
ホームスタジアム: 徳島スポーツビレッジ
-
2025年順位: J2 4位
特別シーズンの展望
2026年「百年構想リーグ」は、90分で決着がつかない場合に即PK戦を行う完全決着ルールを採用しています。
奈良は日本を代表するストライカーだった大黒将志新監督を招聘。これまでの堅守のイメージから一転、「ゴールから逆算するアクションフットボール」への変革を期しています。一方、徳島は内部を熟知するゲルト・エンゲルス新監督が昇格。昨季のリーグ最少失点をベースとした堅実な戦い方に、勝負強さを加えられるかが鍵となります。昇降格のない期間だからこそ、両指揮官の戦術的な実験と、PK戦を見据えた終盤のマネジメントに注目です。
2026年移籍情報
奈良クラブ
-
監督の狙い: 川崎フロンターレのコーチをしていた大黒監督を招聘。「点を取らなければ勝てない」という哲学の下、鳥取から実力派の富樫らを獲得。攻撃の流動性を高め、J2・J1を経験したベテランの勝負強さを若いチームに注入する。
-
主な新加入選手:
-
FW 富樫 佑太(鳥取)
-
MF 佐藤 諒(FC大阪)
-
DF 吉田 新(湘南)
-
MF 芝本 蓮(枚方・期限付き)
-
-
軸となる主要メンバー: FW 田村 翔太、FW 富樫 佑太
-
若手世代の注目株: FW 関口 智也(奈良クラブユース・昇格)
大黒監督という最高の師を得て、ストライカーとしての才能を開花させられるか。
徳島ヴォルティス
-
監督の狙い: エンゲルス監督は、昨季の組織的な守備を継続しつつ、永石や松田といった守備のスペシャリストを補強。前線には鈴木輪太朗や梶谷を加え、得点力不足の解消を狙う。
-
主な新加入選手:
-
GK 永石 拓海(福岡・期限付き)
-
DF カイケ(長崎)
-
DF 松田 佳大(京都・期限付き)
-
FW 梶谷 政仁(秋田)
-
-
軸となる主要メンバー: DF 山田 奈央、GK 永石 拓海
-
若手世代の注目株: MF 福田 武玖(徳島ユース・昇格)
クラブの未来を担うテクニシャン。戦術理解度の高いエンゲルス監督の下で早期台頭を目指す。
対戦成績アーカイブ
JFL時代を含め公式戦での対戦は少なく、Jリーグカテゴリーでの顔合わせは新鮮なカードです。
| 開催日 | 大会名 | ホーム | スコア | アウェイ |
| (過去のリーグ戦・ルヴァン・天皇杯等で対戦はなし) |
対戦トピック
初顔合わせに近い新鮮な対戦。カテゴリーの差(J2とJ3)はあれど、昨季の徳島を支えた永木や田向らが去った一方、奈良は大黒新体制でモチベーションが高い状態。奈良がJ2の組織力をどこまで揺さぶれるかが焦点です。
試合の見どころ・注目ポイント
1. 大黒奈良の「強襲」vs 徳島の「堅守」
大黒監督が植え付ける攻撃的スタイルに対し、昨季J2ベストイレブンの山田奈央を擁する徳島守備陣がどう対応するか。矛と盾の真っ向勝負が期待されます。
2. 「新守護神」永石拓海の壁
徳島の新1位、永石拓海。191cmの長身と福岡で培ったセービングはJ2屈指。奈良の田村や新戦力富樫の鋭い突破を、ゴール前でシャットアウトできるか。
3. ストライカー監督の「采配」
現役時代、圧倒的な得点感覚を誇った大黒監督。試合展開に応じた交代策や、ゴール前での「大黒イズム」がどう表現されるか。初陣でのベンチワークに視線が集まります。
個人的な勝敗予想
予想スコア:奈良クラブ 1 – 1 徳島ヴォルティス
(PK戦で奈良クラブが勝利)
大黒体制の初陣で勢いに乗る奈良が、富樫のゴールで先制する展開。しかし、徳島も組織力を活かして後半に追いつき、試合は即PK戦へ。最後はホームゲームの利を活かして奈良クラブが勝利すると予想します。