2026年、日本サッカー界の歴史的な転換点となる「秋春制」への移行。その準備期間として開催されている「明治安田J2・J3百年構想リーグ」で、早くも福島県を二分する熱いダービーが実現します。
J2の舞台で「フィジカル・スタンダード」を追求し続けるいわきFCと、日本サッカー界の至宝・三浦知良を迎え入れ、新たなフェーズに突入した福島ユナイテッドFC。
前節、J1経験も長い格上ともいえる札幌を破り勢いに乗るいわきに対し、福島は甲府に完敗を喫したものの「カズ」の先発出場で全国的な注目を集めました。
昇降格のない特別大会だからこそ、純粋な「福島の誇り」を懸けた真っ向勝負が、ハワイアンズスタジアムいわきで繰り広げられます。
2. クラブ基本データ
いわきFC
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所属: 明治安田J2・J3百年構想リーグ(EAST-Bグループ)
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ホームスタジアム: ハワイアンズスタジアムいわき
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2025年順位: J2 9位
福島ユナイテッドFC
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所属: 明治安田J2・J3百年構想リーグ(EAST-Bグループ)
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ホームスタジアム: とうほう・みんなのスタジアム
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2025年順位: J3 10位
3. 今シーズンの流れ
いわきFC
「90分間止まらない・倒れない」スタイルは今季も健在。前節、J2の難敵・札幌を相手に高い位置からの強烈なプレスを浴びせ続け、1-0でJリーグ参入後初の開幕戦勝利を飾りました。
「PK戦による完全決着」という新ルール下でも、90分で仕留めきる攻撃的な姿勢を崩していません。
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監督の狙い: プレスの強度をさらに高め、相手にビルドアップの隙を与えない。
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注目選手: 新加入の西谷亮。前節は柴田壮介の決勝点をアシスト。正確な縦パスで攻撃のテンポを作る「心臓」として早くもフィットしています。
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福島ユナイテッドFC
58歳のレジェンド・三浦知良の加入で、チームの士気は最高潮にあります。前節の甲府戦ではカズが先発し20分間プレー。1-4と大敗したものの、エース樋口寛規がPKを沈めるなど、攻撃の形は見えています。今季は川崎Fからチョン・ソンリョンら実力者を補強し、戦力の底上げを図っています。
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監督の狙い: 甲府戦で露呈した守備の崩壊を修正し、得意のパスワークでいわきのプレスをいなす。
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注目選手: 三浦知良。短い出場時間でも周囲を鼓舞するカリスマ性は、ダービーという大舞台でこそ真価を発揮します。
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4. 対戦成績アーカイブ(リーグ戦)
| 開催日 | 大会名 | ホーム | スコア | アウェイ |
| 2022/08/20 | J3第21節 | いわき | 4 – 1 | 福島 |
| 2022/05/04 | J3第8節 | 福島 | 0 – 1 | いわき |
【対戦トピック】
Jリーグでの対戦はいわきが2戦全勝。2022年の対戦ではいわきが圧倒的な得点力を見せつけました。福島にとってはいわきに対してまだ勝ち星がなく、今回が歴史的な初勝利を狙う絶好の機会となります。
※天皇杯予選決勝では福島の4勝2敗。2022年の天皇杯予選決勝ではいわきFCが福島相手に1-0で勝利しています。
5. 試合の見どころ・注目ポイント
①「超・強度」vs「超・経験」
いわきの若くバイタリティ溢れるプレスを、福島が誇るベテラン勢(三浦、チョン・ソンリョン、針谷岳晃ら)がいかに円熟味のあるプレーでいなすか。スタミナの削り合いになる後半、どちらが主導権を握るかが鍵です。
② 西谷亮のタクトと柴田壮介の飛び出し
前節、札幌を沈めた黄金コンビ。西谷の配球から柴田が前線へ飛び出す形はいわきの新たな武器です。福島のボランチ針谷がここを封じ込められるか、中盤の制圧権争いは必見。ポストプレーの質が高いオウイエ・ウイリアムにも注目しています。
③ 樋口寛規の決定力とカズの存在感
福島のエース・樋口は前節得点を挙げており好調。三浦知良が前線で基準点となることで、樋口や岡田優希にフリーなスペースが生まれるか。いわきの強固なDF陣(堂鼻起暉、中野陽斗)が「カズ・エフェクト」をどう封じるか注目です。
6. 個人的な勝敗予想
予想スコア:いわき 2 – 0 福島
ホームの声援を受けるいわきFCが、その圧倒的なフィジカルで押し切ると予想します。
福島は繋ぐ力を持っていますが、いわきのハイプレスをフクアリ(ハワスタ)で90分間回避し続けるのは至難の業。
前半、西谷のパスからオウイエ・ウイリアムが先制点を奪い、焦りが出た福島をカウンターで仕留める展開が見たいなと。
福島としては、チョン・ソンリョンの神がかり的なセーブで耐え抜き、終盤にカズを再投入してセットプレー一発に懸ける展開に持ち込めれば、勝機(あるいはPK戦への突入)が見えてくるはず。
守備の立て直しがどこまでできているか、楽しみな試合です!