2026年3月18日、味の素スタジアム。
2024年、16年ぶりにJ1の舞台で再会を果たしたこと、ヴェルディがJ1に定着し名門復活への狼煙を上げたことで本当に楽しみなカードが続くようになっていて見てる側からすると楽しいんですよねー。
2017~2021年と圧倒的な強さを誇りながらも、現在は世代交代の過渡期に立ち、前節・鹿島戦での敗北も含めく新しいクラブとしての立ち位置を模索している状態の川崎フロンターレ。
「百年構想リーグ」という特殊なレギュレーション下で、両者は対照的な歩みを見せています。今季初のクリーンシートで自信を深めたヴェルディと、決定力不足に喘ぐ川崎。多摩川を挟んだプライドを懸けた激突は、単なる勝点3以上の意味を持つはず。
クラブ基本データ
東京ヴェルディ
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所属: 明治安田J1百年構想リーグ(EASTグループ)
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ホームスタジアム: 味の素スタジアム
川崎フロンターレ
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所属: 明治安田J1百年構想リーグ(EASTグループ)
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ホームスタジアム: 等々力陸上競技場
今シーズンの流れ
東京ヴェルディ
城福浩監督のもと、**「誰が起点か、誰を狙うか」**という徹底したスカウティングと連動した守備が光っています。百年構想リーグ特有の「引き分けなし・即PK戦」というタフなレギュレーションに対し、粘り強く戦い抜くスタミナと組織力で適応。前節の浦和戦では、代表級の個を擁する相手を1-0の完封で封じ込め、今季初のクリーンシートを達成しました。
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監督の狙い: 組織的ハイプレスからのショートカウンター。
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注目選手: 2試合連続ゴールを狙う染野唯月。ポストプレーからフィニッシュまで、今やチームの絶対的エースです。
川崎フロンターレ
長谷部茂利監督でポゼッションと強度の融合を模索中。しかし、ここまでクリーンシートがわずか1試合と守備の安定を欠き、前節・鹿島戦では「あと一歩」の決定力不足に泣きました。PK戦での勝点獲得(2勝)で順位を保っているものの、90分での勝利がたった1度と勝利が渇望されています。
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監督の狙い: 切り替えの速さと、バイタルエリアでの崩しの質の向上。守備力の向上。
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注目選手: 古巣対戦となる谷口栄斗。東京Vのアカデミー育ちであり、昨季までの主力が「厳しい環境」を求めて移籍した地で、かつての仲間を封じ込めるか。
対戦成績アーカイブ
| 開催日 | 大会名 | ホーム | スコア | アウェイ |
| 2025/06/29 | J1第22節 | 東京V | 1 – 0 | 川崎F |
| 2025/04/20 | J1第11節 | 川崎F | 0 – 0 | 東京V |
| 2024/11/30 | J1第37節 | 東京V | 4 – 5 | 川崎F |
| 2024/04/20 | J1第9節 | 川崎F | 0 – 0 | 東京V |
【対戦トピック】
通算成績では川崎Fが優勢(4勝2分2勝)ですが、昨年はダブルこそならなかったものの1勝1分と走り勝つサッカーに弱い川崎フロンターレにとって東京ヴェルディは倒すのが大変な相手です。
試合の見どころ・注目ポイント
1. 「矛盾」の対決:堅守ヴェルディ vs 熟練の川崎
前節、今季初の完封勝利を挙げた東京Vの組織守備に対し、川崎Fの大島僚太や橘田健人がどう風穴を開けるか。東京VのCB鈴木海音と、川崎Fのベテラン家長昭博の駆け引きは、この試合の戦術的ハイライトになるでしょう。
2. ルール適応:PK戦を見据えた交代策
百年構想リーグは90分で同点の場合、即PK戦に突入します。川崎Fは今季すでに2度のPK戦勝利を収めており、GKスベンド・ブローダーセンのセービングを含め、終盤の「逃げ切り」や「追い上げ」の采配が勝点1の差(2点か1点か)を分けます。
3. 因縁のセンターバック:谷口栄斗の帰還
最大の注目は、冬に東京Vから川崎Fへ電撃移籍した谷口栄斗。彼を育てた味の素スタジアムで、かつての相棒・染野唯月を抑え込めるか。谷口にとっては「成長の証」を古巣サポーターに見せる、キャリアの岐路となる一戦です。
個人的な勝敗予想
予想スコア:東京V 1 – 2 川崎F
【決め手となる展開】
序盤は東京Vの強烈なプレスに川崎Fが苦しむ展開を予想します。前半に染野のポストプレーから東京Vが先制するものの、後半、川崎Fは谷口栄斗を起点としたビルドアップでリズムを修正。
古巣を知り尽くす谷口が染野を封じ込めることで、川崎Fの反撃体制が整います。終盤、交代出場の脇坂泰斗やエリソンが、ヴェルディのわずかな隙を突いて逆転。川崎Fが意地の逆転勝利を収め、長谷部体制に弾みをつけると見ています。