2点を追いかける絶望的な状況から、わずか数分で同点に追いつき、最後はPK戦で笑う。
川崎フロンターレが見せた驚異の粘りは、まさに「等々力劇場」そのものでした。
サポーターが後半ずっと同じチャントを歌いつづけプレッシャーを与え続けたのも最高だった。罵声やブーイングが鳴り響かない等々力は本当に最高。フロサポは確実に12番目の選手でした。
立ち向かった水戸ホーリーホックの健闘、そして勝負を分けたラストプレーまで振り返ります。
1. スタメン発表:注目の布陣とスタジアムの空気
等々力陸上競技場(Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)には、22,779人の大観衆が詰めかけました。ホームの川崎フロンターレは、前節からスタメンを6人も入れ替える大胆なターンオーバーを敢行。期待の若手、大関友翔が今季初先発を飾り、前線にはマルシーニョと紺野和也の両翼が並ぶ、攻撃的な布陣で挑みました。
対する水戸ホーリーホックは、前節から1人のみの変更と、継続性を重視。「格上」相手に真っ向勝負を挑むスタンスに、ビジター席からも熱い鼓舞が響き渡ります。
2. 前半:試合を動かした攻防
序盤は川崎Fがテンポよくパスを回し、紺野のカットインなどでチャンスを作ります。しかし、決定打を欠く展開が続くと、前半終了間際にドラマが待っていました。
45分、水戸は右サイドの崩しから加藤千尋が押し込み先制!さらにアディショナルタイムには、またもや鮮やかな連携から加藤がこの日2点目(オフサイドなかったですね…)を決め、等々力は一瞬静まり返ります。水戸が「J1王者に牙をむく」形で、まさかの2点リードで折り返しました。
3. 後半:修正とドラマ、勝負を分けたポイント
後半、川崎Fの長谷部監督はエリソン、家長昭博、橘田健人ら主力を次々と投入。ギアを一段上げ、怒涛の反撃を開始します。
84分、相手のハンドで得たPKをエリソンが冷静に沈めて1点差。スタジアムのボルテージは最高潮に達します。そしてドラマは90+3分、この日ずっと調子の悪かった三浦颯太がふわっとした大ぶりのクロスをこの試合初めて成功させて、脇坂泰斗が相手DFの前に飛び込みゴール右上に叩き込み、土壇場で同点!等々力劇場が幕を開けました。
勝負の行方はPK戦へ。川崎Fは4人全員が成功したのに対し、守護神スベンド・ブローダーセンが水戸の4人目・飯田のシュートを完璧にストップ!崖っぷちからの逆転劇を完結させました。
4. 試合結果まとめ:次戦へ繋がる収穫
| チーム | スコア | PK | 得点者 |
| 川崎フロンターレ | 2 | 4 | 84′ エリソン、90+3′ 脇坂 泰斗 |
| 水戸ホーリーホック | 2 | 2 | 45′, 45+4′ 加藤 千尋 |
川崎Fにとっては、負け試合をひっくり返して掴み取った貴重な勝ち点2(PK勝ち)。内容には課題を残したものの、「最後まで諦めない」フロンターレらしさを見せつけました。
一方、水戸はあと一歩で歴史的勝利を逃す形となりましたが、格上の川崎Fを相手に2点を先行した戦いぶりは見事の一言。加藤千尋選手の決定力、そしてチーム一丸となった守備は次節への大きな自信となるはず!
いやー、最後のバラバラも90分勝利じゃないと歌わない、としたヤストの心意気も本当に力強い。サポーターが歌い続け、ヤストが答える。最高の試合でした!!