川辺駿がサンフレッチェ広島完全移籍で躍動中!日本代表に一番近い男。

2018年3月15日

ジュビロ磐田からサンフレッチェ広島に完全移籍した川辺駿が、躍動しています。

J1リーグ第3節では鹿島アントラーズを1-0で下したサンフレッチェ広島。1994年以来24年ぶりの開幕3連勝。きっと現在のサポーターですら覚えてる人は、ほとんどいないでしょうね。
現地でその試合を見えた人はラッキーでしたよね。

鹿島アントラーズを1-0で下す、というのはかなりうれしいだろうなー。川辺は古巣復帰以降、圧倒的なプレーを見せつけていますよね。

日本代表が数多くいる常勝軍団鹿島アントラーズを相手にして、”2試合連続完封勝利”。サンフレッチェで、ではありません。
ジュビロ磐田時代に鹿島アントラーズの優勝を阻止した、第34節。スコアレスドローで鹿島アントラーズのタイトルを防ぎ、川崎フロンターレが初タイトルを獲得したきっかけとなったのは川辺のプレーでしたね。

川辺駿のプロフィール・プレースタイル

川辺駿のプロフィール

名前:川辺駿(かわべはやお)
生年月日:1995年9月8日
出身:広島県広島市安佐北区出身
身長:178cm
体重:70kg

ユース時代

広島高陽FC(落合東小)
2008-2010 サンフレッチェ広島Jr.ユース(落合中)
2011-2013 サンフレッチェ広島ユース(吉田高)

と過ごしました。

2013年高3からトップチームに2種登録選手として登録されて、3月13日ACL第2節対北京国安戦にベンチ入りを果たします。3月25日、所属はユースのままトップチームとプロ契約を結びました。

高校年代選手のプロ契約としては高萩洋次郎・岡本知剛以来3例目で、ユース所属でのプロ契約は初のケースとなりました。

さらに3月30日にJ1リーグデビュー!同時に活躍した広島ユースでは日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会準優勝、同年度のJユースカップ準優勝に貢献するなど、輝かしい成績を誇りました。

サンフレッチェ広島へ

2014年にトップチームに昇格。同期入団は、宮原和也。大谷尚輝、高橋壮也、皆川佑介、茶島雄介、ビョン・ジュンボンなどそうそうたるメンバー。

鈴木政一率いるU-18日本代表にも選出され、AFC U-19選手権2014 (予選)、AFC U-19選手権2014に出場しました。

ジュビロ磐田へ

2015年開幕直前に名波浩に見初められ、ジュビロ磐田へ期限付き移籍。4月10日にプロA契約を締結。第3節カマタマーレ讃岐戦では、途中出場途中交代を経験するも、第6節横浜FC戦で後半スタートから出場、初アシストを記録しチームの逆転勝利に貢献。

第27節ファジアーノ岡山FC戦で記録したリーグ戦初ゴールはJ2通算14000ゴール目という記録をゲットしたラッキーボーイでもありました。後半戦からはレギュラーに定着して、ジュビロ磐田の3年ぶりのJ1復帰に貢献、U-22日本代表候補に選出されました。

翌年のJ1でも活躍を続けます。

2016年7月23日の横浜F・マリノス戦(日産スタジアム)でJ1初ゴール、8月に小林祐希が移籍後は、小林の代役として本来のボランチではなくトップ下でプレー、トップ下でも良いプレーを見せました。

2017年シーズンもレギュラーとして活躍して、横浜FMから加入した中村俊輔は「駿は代表に入ってもおかしくないし、もう一皮むけるといいと思う」とシーズン終了後にはJ1・J2・J3に所属する満23歳以下の選手を対象としたタグ・ホイヤーヤングガンアワードのベスト11に選出されました。

川辺駿のプレースタイル

川辺駿のポジションはボランチ、トップ下、そしてサンフレッチェ広島では右サイドハーフ。そのプレーはその読みの鋭さを活かした守備力と、激しいボール奪取能力。さらに果敢な攻撃参加できるセンス、シュートもうまいし、縦横無尽に走り回れるスタミナもあります。クロスも正確なものを上げられるし、いつ日本代表に呼ばれてもおかしくない選手の一人だと思います。

ジュビロ磐田での103試合で学んだもの

川辺駿はサンフレッチェ広島のユースで育ち、サンフレッチェ広島でJ1に加入。

2015年からスタートした磐田への期限付き移籍は、異例とも言える3年に渡りましたが…そこで磐田の川辺駿として日本代表になるレベルの選手になりました。

川辺駿を日本代表に選んでほしい!

川辺駿は次節、ジュビロ磐田との試合を迎えます。

「いい選手が多いし、セットプレーなど注意しないといけない。やっていた身として、あれだけセットプレーで点が入ればチームとして楽だなと感じていたので、そういうシーンを作らせないようにしないといけない。連勝を続けたまま中断期間に入りたい」

川辺駿が開幕からみせているプレーを続けて行けば、日本代表も見えてきます。

まだ22歳?もう22歳?現在進行形で成長中の川辺駿だからこそ、その能力は、ハリルホジッチ監督も認めるところ。

浦和レッズ戦後には日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が『広島の若手』について触れました。

名波監督は

「まあ、人間なら借りているものはしっかり返さないと。またアイツがここでやりたいとなったら、いつでもこっちはウェルカムだから。半分水色を着ていると思えば、ね」

そう言わしめる選手。能力的にも精神的にも凄い選手だからこそ、日本代表で川辺駿をみてみたいですよね。

川辺駿の完成形はまだこれから。ジュビロをやめるときに言っていました。

「まだ自分のプレー的にも完成形じゃないと思うし、まだまだ成長できる。その成長角度をもっと上げていきたい。マークにつかれても関係なくプレーできる選手がいい選手だと思うので、これからもっとそういう選手になっていかないといけない」

楽しみな選手ですよね。