福満隆貴(ふくみつたかき)は日本のヴァーディ!プレースタイルまとめ。数年前まで工場勤務のJリーガーが、全カテゴリーゴール記録達成!

プレミアリーグのレスターのストライカーで、レスターをプレミアのチャンピオンにお仕上げたストライカー、ジェイミー・ヴァーディ。

 

福満隆貴
福満隆貴

彼と同じようなミラクルストーリーを起こした選手が、Jリーグにも登場しました。その選手の名前は、福満隆貴(ふくみつたかき)。セレッソ大阪に所属するミッドフィルダーです。

福満隆貴(ふくみつたかき)のプレースタイル・プロフィール

福満隆貴(ふくみつたかき)
生年月日 1992年2月22日(26歳)
出身地 鹿児島県鹿児島市
身長 170cm
体重 60kg
背番号 17

プロ入り前(中学・高校)

中学時代から攻撃的なポジションを務めていて、2列目からの飛び出しやラストパスを得意とします。ただし、中学時代は試合によってディフェンダー(サイドバック、センターバック)を務めていたり、出水中央高の3年間はボランチでした。
その点でもトップクラスの選手だったんじゃないんだろうなー。

プロ入り前(九州サッカーリーグ・JFL)

高校卒業後は、専門学校である九州総合スポーツカレッジ(大分県宇佐市)に進み、九州サッカーリーグに参加していた同校のサッカー部でプレー。
卒業後の2012年よりJFL のHOYO AC ELAN大分(現:ヴェルスパ大分)に加入。
クラブではアマチュア登録で、日中は豊洋精工の工場(キヤノンのカメラの部品を製造していた)でフルタイムの勤務をこなした上で、夜に練習という日々を過ごしました。
この点が、ヴァーディと似ていますよね。ヴァーディもアマチュア時代、炭素繊維工場で8年間働きながら下部リーグでサッカーを続けました(身体障害者のための補助器具を作る仕事)。

ヴァーディは、7部相当のリーグで、サッカーを続け、移籍とともにカテゴリーを上げ続けて、プレミアで得点王になりましたが、福満はストライカーではないからね。

得点王とかはなさそうですが…。

JFLでは、加入1年目から中嶋雄大と並ぶチーム最多タイの8得点を記録し、翌年から背番号を10に変更。2014年は13得点でJFL得点ランキングが岸田和人に次ぐ2位となり、この年のJFLベストイレブンに選出されました。

プロ入り(レノファ山口時代)

2015年、同僚の黒木恭平と共にJ3に参入するレノファ山口FCに完全移籍。
前年のJFLでの山口との対戦時に「こういうチームでプレーで来たら、自分自身ものすごく成長できるかなと感じた」ことと、1年前にV大分から山口に移籍した島屋八徳の存在が移籍の決め手の一つとなったと語っていました。

レノファ山口ではトップ下でプレーすることが多く、第31節・Y.S.C.C.横浜戦と第32節・SC相模原戦では2試合連続ハットトリックを達成し、この年はキャリアハイの19得点を挙げ、2年連続の得点ランキング2位になりました。
翌2016年はチームがJ2に昇格。ゴール数こそ減らしたものの、J2でも活躍し続け、チーム内トップの10アシストを上げるなど主力としての存在感を増しました。
そして、2017年にJ1に昇格したセレッソ大阪へ完全移籍を果たします。

セレッソ大阪時代

2017年J1に昇格したセレッソ大阪に完全移籍。

福満隆貴

福満隆貴2017年シーズンの出場機会はカップ戦が主で、リーグ戦への出場機会は5試合で合計わずか5分。
だけど、セビージャFCと対戦した国際親善試合・StubHubワールドマッチ2017で、チーム唯一の得点を挙げてから、2018シーズンに期待されていましたよね。
開幕戦で先発出場を果たし、リーグ戦では引き続きベンチを温めていたけど、4月11日の第7節・川崎フロンターレ戦でJ1リーグ戦2度目の先発出場を果たし、この試合でJ1リーグ戦初得点となる決勝ゴールを決めました!

福満隆貴のプレースタイル

積極的にシュートを放ったり、パスもうまいし、守備力もある、万能型のイメージ。得点能力が高いトップ下の選手ですよね。

裏に抜けたりもできるし、ゴールパターンもヘディングからシュートまで多彩なのが印象的。得意のパス回しで相手を動かし、じわりじわりと相手チームのスタミナを奪っていくスタイルができるので、セレッソ大阪の中盤にはフィットしそうです。

去年5試合5分のリーグ戦出場は通用すると思ってきた福満にとってはかなり苦しかったでしょうね。

このゴールから一気に才能開花する可能性もありますからね。楽しみな選手。J2時代からペナルティエリア外からのシュートがうまいし、数多いイメージなのでこの選手は攻撃のパターンの増加に繋がりそう。

ヴァーディと同じ成り上がりサッカー選手!全カテゴリーでのゴール達成

プレミアのチャンピオンになった、レスターのエースストライカー、ジェイミー・ヴァーディのように、つい数年前まで工場勤務のアマチュア選手として戦ってきた福満。
ついに昨年J1王者の川崎フロンターレから決勝ゴールを決めて、J1での初ゴール。

あきらめず、一歩ずつ進んできた道のりを思うと、素晴らしいシンデレラストーリーですよね。数年前まで工場勤務をしていた26歳が待望のJ1初ゴール。
ACLにも出場しており、地域リーグからの成り上がりに注目が集まっていましたが、このJ1初ゴールにより、地域リーグ、JFL、J3、J2、J1の全てで得点をマークした選手となりました。

落下地点に走り込み、体を投げ出してヘディングシュートは、得点力のある福満ならではですよねー。下のカテゴリーでは得点王ランキング2位をとっているぐらいの選手ですからねー。J1でも得点力があるのがわかりましたからね。セレッソ大阪これから強くなりそうです。
本人は、

「リーグ戦で活躍したいということは去年からずっと言っていましたし、今年はチャンスをもらえているので。今日も自分自身、何か爪痕を残さないといけないと思っていたので、ゴールという形で爪痕を残せて良かったと思います」

と語っていましたね。ジェイミー・ヴァーディのようにシンデレラ・ボーイとなるのかは、これからの福満に期待ですね。